2013年12月24日火曜日

菌屋登場



会期中ずーっと来客の絶えなかった池田修三さんの
作品展、「センチメンタルの青い旗」は、最終日の12/15(日)に
開催した藤本智士さんのトークイベントをもちまして終了となりました。
たくさんのご来場ありがとうございました。店内奥のほうを目一杯使っての
展示が終了して、また来年は他の書店さんでの企画があるようですので、
今後も注目ですね。私もまたいつか藤本さんや「のんびり」チームの皆さんとご一緒したいです。



で、その後すぐさま今年最後の展示に取り掛かりました。修三さんのいなくなった
寂しさを感じる間もなく、早くも局地的にとはいえ絶賛の嵐が巻き起こっている。。
























『はだえつ子 かける 菌屋 てん』

12/16(火)~1/18(土)

北書店画廊、この1年を締めくくるのは、ニイガタブックライト一箱古本市でも異彩を
放ちまくったあのお方、「菌屋」さんの登場です。

昨年冬の4回目となる一箱古本市の初登場と同時にニイガタブックライト賞を
受賞され(というか私が選んだんですがね)、その時の企画が北書店で1ヶ月
棚をつくるというものでした。あれからちょうど1年。こうして作品展をするというのも
面白いなあ。今回の展示は年を跨いで、来年の1月18(土)まで開催します。
展示スタートから1週間経過しましたが、今後も作品が増えていくような予感。
今日のところは、ひとまず明日までとなりましたクリスマスバージョンの様子を
お見せしたいと思いました。また近日改めて紹介させてください。関連企画も
ありますのでどうぞお楽しみに。



いろんなところにいます。菌が。



外から写しています。これも菌屋さんに
よるもの。店内からサンタの顔見て
みてね。かなり怪しいから。


レジからズームで写してみたら,
なんかきのこが生えてますね・・
どうなるんだろうこれから。















時々「菌屋」こと、はだえつ子さんも店内にいらっしゃいますので、ご本人の解説を聞きながら
展示を楽しむのもおススメです。在店情報はツイッターで随時告知していきます。この
年末年始は北書店へぜひお越しください。それにしてもほんとにあと1週間で今年も終わるの?
信じられない速さですね。

ということで、クリスマスバージョンをお届けして本日はこれにて失礼いたします。
また明後日からは違う雰囲気になると思います。お正月ムード満載になるのかどうか。
そんな感じに、会期中に展示風景が移り変わっていく様子もお楽しみください。

そうそう、私としては、「はだえつ子」こと菌屋さんなんじゃないかと最近思っています。
人間の姿を借りた菌というか。敬意を込めて。


では皆様良いクリスマスを。


2013年12月4日水曜日

センチメンタルの青い旗



北書店画廊12月の展示が先週より始まりました。
秋田の版画家、池田修三さん(1922~2004)の作品展。




池田修三作品展
「センチメンタルの青い旗」 
A 
Sentimental 
Blue 
Flag

11/19(金)~12/15(日) 会期中無休


秋田の広報誌、「のんびり」の編集を手がける藤本智士さんが、
取材を重ねていく過程で池田さんの作品に出会い、今年の秋に
「センチメンタルの青い旗」と題した素晴らしい作品集が、ナナロク社
さんより発売となりました。























『センチメンタルの青い旗』 (ナナロク社)
藤本智士/著 1890円
大好評発売中!


当展示も、藤本さんの企画によるもので、現在全国を精力的に巡回中です。
ここ北書店が今年最後の会場とのこと。画廊スペースをメインに、店内入り口や
レジの後ろにも、池田修三さんの原画約30点を展示しています。ここまで
大掛かりな展示は、3年前の『未来ちゃん』以来かも。そういえばどちらも
ナナロク社さん絡みです。準備には、ナナロク社スタッフの坂下さんも駆けつけて
くださり、そのおかげもあって、かなり大胆な棚移動をおこない、当初予定していた
よりもたくさんの作品を飾ることが出来ました。




こちらは販売スペース。ポストカードなどに加え、なんといっても
必見は、壁面に展示中の『池田修三 小品コレクション』。
展示開始日早々に数点が旅立っていきました。クリスマスプレゼントとしても
おススメします。数に限りがございますのでお早めに。


そして会期の最終日、藤本さんご本人による、池田修三さんについての
トークイベントを開催することとなりました。こちらもぜひご参加ください。

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トークイベント
「修三さんの奇跡」
日時:12月15日(日)15:00〜16:30
料金:1,000円
出演:藤本智士

(『池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗』著者、秋田県PR誌「のんびり」編集長)
聞き手:佐藤雄一(北書店)
ご予約:店頭、お電話(025-201-7466)、メール(sato@kitashoten.net)にて
お申し込みください。只今受付中です。
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現在、北書店店内は修三さんの季節感溢れる作品に囲まれています。
このタイミングで新潟へ来てくれてありがとう!と、思わずにはいられない。
展示はあと10日ほど、なにかとせわしなく、気候もちょっとアレな冬の新潟市ですが、
多くの皆様に見ていただきたいと思っています。秋田の人々の暮しのなかに、
気がつけばいつも寄り添っていた池田修三さんの作品。そのささやかで幸福な
関係にも思いを馳せつつ、どうぞ「のんびり」とご覧ください。

皆様のご来場をお待ちしています。



「十二月」(1982年制作)