2016年7月18日月曜日

砂鉄・一子の北書店

8月5日(金)の夜、新潟市はお祭りの初日ですね。
この日は民謡流しか。北書店でも同日同時刻、
実に祝祭感にあふれた豪華なトークイベントを企画しました。
お招きするゲストは、フリーライターの武田砂鉄さんと
写真家の植本一子さん!

武田砂鉄さんは出版社勤務を経て独立し、昨年春に
発売された『紋切型社会』が初の単著にしていきなり話題作に
なりましたね。「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」を受賞されたり、
昨年末の読書アンケートでもベストに上げる声が
多かったように思います。2014年夏に、電子書籍で刊行された
『街の本屋の逆襲』の書評だったと思うんだけど、北書店について
書いてくださっていたのを目ざとく見つけたときは嬉しかったものです。
今回新潟初登場、お会いするのが楽しみです。


植本一子さんは雑誌の撮影や「北書店で1日店長」など、
これまで何度かご来店いただきましたが、今年発売になった
『かなわない』は、おそらく2016年、現時点でベスト1だという
読者もたくさんいるでしょう。文章の上手さもさることながら、
自らを晒け出し、それをなんとも魅力的な1冊に仕立ててしまう、
写真家植本一子の不思議な(?)才能、店頭ガン積み、只今
絶賛発売中です。

まさに今をときめく(紋切型な表現)著者二人の豪華な顔合わせ、
砂鉄さんと一子さんの関係はよくわからないので、当日ご本人たちに
伺うとしましょう。どっちかというと「砂鉄さんの出版記念トーク@地方」に
一子さんが友情参戦、という意味合いが強いのかな?この日は
『紋切型社会』の編集者、綾女欣伸さんも駆けつけてくださいます。
綾女さんといえば朝日出版社の「アイデアインクシリーズ」、2年前の
『ヒップな生活革命』トークでもお世話になりました。あれも思い出深い
イベントだったな・・がしかし、今回も負けず劣らずの熱い夜になる
予感がしますよ。

武田砂鉄×植本一子×朝日出版社×北書店の共催という感じで、
発案者はだれなのかよくわからないまま自然発生的に企画されたこの
トークイベント、テーマはズバリ、“思ったままのことを書く” 

書くことについて、プロの物書き以外でも、身近なところではSNSなんか
いろいろとありそうですがどうでしょう。思っていることを書けなくてストレス、
なんてことありますか?思ったこと書きすぎてウザがられてませんか?
好きに書いてるつもりが知らず知らず紋切型になってやしませんか?
その辺の匙加減ってどうなんだろね。ちょっと二人に聞いてみましょうね。

ご両人の読者はもちろん、民謡流しに出ない方、はなから何の予定も
ない方も、この貴重な機会をお見逃しなく、ぜひご参加くださいませ。
お待ちしています。


★★★★★★


【砂鉄・一子の北書店(夏)~思ったままのことを書く】

出演:武田砂鉄/植本一子
日時:2016年8月5日(金)/19時~(18時半開場)
参加費:2,000円(1DRINK)
北書店店頭、メール(sato@kitashoten.net) にて受付中
(メール件名「8/5トーク予約」)




武田砂鉄  

1982年東京都生まれ。ライター。
大学卒業後、出版社で主に時事問題・
ノンフィクション本の編集に携わり、2014年よりフリー。

15年、『紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす』
(朝日出版社)で、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。
16年、第9回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。
「cakes」「文學界」「VERY」「SPUR」「Quick Japan」「暮しの手帖」
などで連載をもつ。

8月上旬に新著『芸能人寛容論 テレビの中の
わだかまり』(青弓社)が刊行になる。 
http://www.t-satetsu.com/


植本一子  

1984年広島県生まれ
2003年にキヤノン写真新世紀で
荒木経惟氏より優秀賞を受賞。 
写真家としてのキャリアをスタート
させる。広告、雑誌、CDジャケット、
PV等幅広く活躍中。2013年より
下北沢に自然光を使った写真館
「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の
記念撮影をライフワークとしている。
著書に「働けECD~わたしの育児混沌記~」
(ミュージック・マガジン)「かなわない」
(タバブックス)がある。

http://ichikouemoto.com