2010年12月19日日曜日

今年もあとわずか

この1年を振り返っていろいろ書きたいことはありますが
今日は年末年始の予定をお知らせします。


年内営業
12月30日 20:00まで


年始営業
1月3日 12:00~18:00
1月4日 通常営業


大晦日まで休まず営業いたします。
明日も第3日曜ですが11:00から営業してます。


クリスマス前の最後の日曜日。
プレゼント用の絵本 ダブる心配の無い品揃えと
思いますので是非ご利用下さい。
包装も賜ります。


それから唐突ですが商品案内。


毎日お問い合わせいただいています
「冷え取りソックス」
入荷しています。
新作含めて週明けにも追加で入荷しますが
数に限りがございますので お早めに。
大人気「マーマーマガジン」11号も
ドーンと入荷しました。あわせてご覧下さい。


年内最終発注が立て込んでいますので今日のところはこの辺で。
「マーマー」ばかりじゃないですよ。今年もいい本がたくさんありました。
また近いうちにこの場で振り返ってみようかと思います。
その他告知も有りますのでお楽しみに。


それでは 発注に戻ります。

2010年12月1日水曜日

半年経ったと思っていたらそれからさらに1ヶ月が過ぎていて。

すっかり「月刊北書店」の様相を呈してきた当ブログ。
気がつけば11月も終わろうとしています。
なかなか更新できずすみません。このへんで1ヶ月分
まとめて書きます。ご容赦下さい。


前回の更新が10月10日、そこに書いていたように
その日と翌11日の両日、今年で3回目の開催となった
「にいがた空艸舎」というイベントに
空艸書店として参加させていただきました。
これね。


「スゴイ人等がいるもんだ」
1回目の開催の時 ぼんやりお客として眺めていたのが2年前。
 当時 様々の問題を抱えながら(今もだけどね)それでも本屋を
やっていることに何の疑いもなかった自分は 目の前に展開
されている世界に圧倒されつつも そこに流れている空気に 
どこの書店を見て回るよりも同じ匂いを感じたのでした。


幸運なことに この空艸舎に関わる人たちと知り合い 彼ら彼女らの口から
語られる日常によって  このイベントがより立体的に私の中に入り込んできました
そして2回目の開催が去年の事。私は「北光社」の佐藤として 1年前はただ
眺めていたその空間に本屋を開き ご来場のお客様たちの前で本屋の日常に
ついて話をさせていただくという 本当に得がたい経験をさせていただきました。


本屋という仕事
まちの本屋の現状とこれからの可能性について 
郊外大型店との関係について


緊張していたので何をどう話したかよく覚えていませんがそんな話。


時を同じくして ある冊子にまちの本屋の事について書かせていただきました。


幼い頃に自分の体験した本屋の記憶を辿りながら それは決して過去のものでは
なく 今もまだ目の前にある。そんな内容。


なんだか話をしたり文章を書いたり。
自分なんかにこんな機会を与えてくれてありがたいなあと
素直にそう感じていました。
まさか数ヵ月後に自分で本屋を開く事になろうとは思いもよらずに。


北光社の閉店と 北書店の開店 それからの半年。
その間の顛末が 去年書かせていただいた冊子の最新号に掲載されました。
これね。


フリーペーパー「まちの日々」に端を発した「まちの日々180」(こちらは有料525円)
太っ腹で男前な(女性だけど)編集者上田浩子さんの手によって
このたび 「本のある場所」 という特集で発売されました。
新潟に暮らす様々な人たちの本の話 まちの話。
2ヶ月前に当ブログに登場したジュンク堂 元新潟店の澤山さんの文章も
この冊子に掲載されています。必見ですよ。


北書店は巻頭特集にて。 インタビュー形式でまとめてもらったのは
この半年間を自分自身でどうまとめていいのか分からなかったというと
怠慢なようですが 本当に分からなかった 。
そして今なお分からないままこのブログを書き進めている自分がいます。




一応 当店は本屋なもので・・・唐突ですがここで1冊。この前入荷した本を







「ひとり」 吉本隆明 講談社




15歳の少年少女4人を相手に1年にわたって行なわれた授業
をまとめた1冊。
自分にはなにが向いているのか 進路に悩む中学生に
吉本氏が答えます。


才能があるとかないとか、そんなものは認めない。


そんなのは嘘だ。


「本当なのは、そのために手の動きをどれだけやったかということです。
 才能なんてのは問題にならない。問題になるのはせいぜい最初の
二、三年くらいのもので、十年経ったらそんなことは全然問題じゃなくなるぜ。
 結局は手の問題なんですよ。手が知ってる。手を動かしてると、
二、三年は同じでも、十年経つと、そのひとらしさというのかな。
そのひとにしかできない表現というものが必ず出てくるものなんです。」


分からない分からないばかりの自分もこの言葉は分かります。


本屋をやると決めたのはいいものの 北光社という場を失った自分は
あまりにも非力で 「こりゃダメだ」という場面の連続でした
 それでも北書店を始めることができたのは ただひたすらに手を動かし続けた
日々を通して知り合えた人たちが 自らの技術と経験と時間を惜しげもなく
差し出し私を支えてくれたからだと。これは実感を持って言えます。
本当に私自身の力なんてどれほどのものだか・・・


さて北書店。
相も変わらず手を動かし続ける毎日。
あっという間の半年でしたがやはりそれなりの変化はあるようで。
今 開店当時の写真を見ると面白いです。
棚の配置も在庫量もずいぶん違います。
その当時覗きに来てそれっきりという方もたくさんおられるかもしれませんが
またいつでもご来店いただけたらと思います。


それと北書店画廊も。


新潟絵屋様の協力のもと定期的に開催しています


時々自主企画。なんといっても
思い出深いのは「未来ちゃん」。
盛況のうちに終了しました ありがとうございました。


会期中 たくさんのお問い合わせをいただきました写真集 


「未来ちゃん」


来春発売!


ぜひ!当店にてご予約下さい。
たくさんご予約いただけますと
・・・ナニカオタノシミガアルカモヨ(思わせぶりに)


またね~。


























それから本日発売のこちら





BRUTUS 12/15号 630円


売り切れ必至!お早めに。




画廊は1週間ほどお休みします 只今準備中。
今年最後の展示は


「北光社」


さあ12月です。