2012年7月2日月曜日

お詫び、訂正、ご報告


先日お知らせした「オオヤコーヒクラス」についてですが、
日程に大きな間違いがありました。全12回だとばかり思っていたのですが
正確には6回です。大変失礼いたしました。申し訳ありません。

6月テイスティング(終了しました)
7月テイスティング
9月トレーニング

11月テイスティング
2013年1月テイスティング
2013年3月トレーニング


以上が、北書店での開催予定です。日時は変更になる
可能性がありますので、そのつどお知らせさせていただきます。


テイスティングレクチャーを2回おこなった後に、トレーニング1回。で計3回。
これを、もう一度繰り返すということになります。今週おこなわれる2回目は
テイスティングレクチャーで、先月と今月のうち、いずれかにご参加いただいた方のみ、
9月のトレーニングに参加できます。

今回、初参加を検討されておられる方がいらっしゃいましたら、次回のチャンスは11月に
なってしまいますのでお早めにお申し込みください。ほんとにあとわずかです。
告知が遅いうえにこの訂正、大変ご迷惑おかけいたしました、何卒ご了承願います。


話は変わりまして店頭での企画のご案内。
先日の「ニイガタブックライトvol3 一箱古本市in現代市」において、
ナンダロウ賞(一箱古本市の創始者、南陀楼綾繁さんが、当日全出店者さんの
箱を見てまわって、「これだ!」と思った方に差し上げる賞)を受賞した
Mont Blanc BOOKS」(モンブランブックス)さんの出張本棚が、北書店の
一角に登場します。前回のブックライト賞受賞特典として企画した、「北書店に、1ヶ月間
棚を作れる権」を、今回も採用することとなりました。


一箱当日、会場で配布した「店主目録」に掲載されている、Mont Blanc BOOKS」さんの
PR文には、【三十路オリーブ残党。生活、旅、音楽を中心に、雑誌、文庫、小説、エッセイ、
様々出します。】とありますが、ナンダロウ氏曰く、「オリーブ残党、というけれど、箱全体の
バランスが偏りなく楽しめた」とのこと。前回の受賞者、「古書雑踏」さんも、一箱とは違う趣向で
北書店の一角をつかってすばらしい棚を作ってくださいましたが、今回のMont Blanc BOOKS」
さんの棚には、どんな本が並ぶでしょう?こちらもお楽しみに。


5月6月と、全くブログの更新を怠っていましたから、ご案内すればよかったこともいくつかあって。


「新潟市読書会」という、ビジネス書を中心とした読書会を定期的に主催されておられる
方が、当店のお客様にいらっしゃいまして、ビジネス書の読書会ということであれば、当然、
主な愛読書は、ビジネス、時事関連といったジャンルになると思うのですが、北書店に
一度でもいらっしゃった方はお分かりのように、当店、このビジネス書というものをほとんど
置いておらず、それでいながらこのお客様(Nさん)は私の作る棚も珍しがって楽しんでくださる、
なんというか、とても懐の深い方です。そんなNさんとのご縁もあって、その「新潟市読書会」の
メンバーの方々にご参加いただいて、おススメのビジネス書フェアでもやりましょうか?という
ことになり、5月末頃から、店頭入ってすぐの、新刊台裏側のスペースを使って開催中です。


このビジネス書、思いのほか売れるものですね。ビジネス書というか自己啓発書、
自分以外の何人かの視点で選ぶ本のコーナーを作るというのも新鮮なものです。もうそろそろ
フェアとしては終了しますが、このジャンルの本は、少しずつ増やしていくことになると思います。
「いかにして生きるか?」という命題を突きつけられるということにおいては、何も一定の
ジャンルに特化したものではなく、文芸でも歴史でも美術でも、それから漫画でも、読む人に
にとっては、その1冊に自己を啓発されるなんてことはいくらでもありそうです。


今後も、いろんな人たちにお付き合いいただきながら、北書店独自のビジネス・自己啓発書
コーナーを作っていけたらと。そういえばオオヤミノルさんおススメの「コーヒーの鬼が行く」
(嶋中労/中公文庫)も、このコーナーに入れてもいいみたい。読んだら異常なくらい奮い立ち
そう(笑)他にも、あの人がこんな本を?というちょっとしたサプライズな1冊を忍ばせながら、
面白い棚が作れたらと思います。


もうひとつ書いておこう。


この夏から新潟市で水と土の芸術祭2012というイベントが始まります。
メイン会場となる万代島旧水揚場(みずあげば)で、4月にイベントの企画説明会があり、
の会場において、大友良英さんと二階堂和美さんのスペシャルライブが開催されました。
昨年秋に発売された、二階堂和美さんの著書、「しゃべったり 書いたり」(編集室屋上)を、
発売当初より取り扱っていた関係で、このライブ会場に本の販売でお邪魔することに
なったのでした。ライブはもちろんすばらしいものでした、そしてこの会場となった
水揚場がまたよかった!販売ブースに、二階堂さんが挨拶に来られて、少し話した後、
「北書店見たい」ということになり、その足で休日の北書店へ来ていただきました。
よく晴れた日曜日の夕暮れ時に、二階堂さんと北書店でゆっくりお話できたことが、
この春のとても印象深い出来事で、いつかここに書こうと思ったままにしていたら、
その日の様子を、二階堂さんがブログに書いてくださいました。


【陳列棚を見ながら、あれこれ次々放り投げられる店主の質問に応えているうち、
あれ?もしかしたら本が好きだったんだっけ?というような気になってきた。
ずっと長いこと忘れていた情景を思い出した。学校の図書館の夕暮れやいろいろ。
なんか、どれもこれも、手に取りたくなるような本が並んでいた。
まだ児童書コーナーしか見てないうちに、時計を見たら打ち上げの待ち合わせに

遅刻の時刻。こんな本屋が近くにあったら、本が好きになりそうだと思った。
あの本屋を訪れるためにもまた新潟に行きたいくらいだ。】



嬉しかったです!目的なんか持たないで、ただなんとなくふらっとお越しくだされば、
北書店、案外いい線行ってるんじゃなかなあと思うんですけどどうでしょう?


こういった一面に加えて、バリバリの売れ筋もそつなく揃えておけば
いいんでしょうけど、どこでも売れている本はどこでも欲しがりますから、当店のような
駆け出しの小書店には、ほとんど入荷してこないのです。全て仕入れるお金もないし。
名指ししちゃうか、いや、やめとこう(笑)某出版社、新刊が欲しくても、そもそも北書店
なんぞ本屋にカウントされていないんじゃないかな?と思うくらい本が入らない。
負けねえぞコラ。ウソ、新刊ください。

ただこうやって振り返ると、この2年とちょっと、なんだかんだといろんなことを試みて、
慌しい中にも少しずついろんな方たちとの関係ができていることは、とても嬉しいことです。
この「水土」も、もうすぐ開幕です。県外からいらっしゃるお客様、ついでのついででかまいませんので、ぜひ北書店へも足をお運びください。


そして参加されている作家さんへ。もしもご自身の作品集など、手に取って
いただきたいようなものがありましたら、会期中、北書店店頭に置かせていただきますので
遠慮なくお持ちください。ちょっとそれ用にスペースを作ろうかと検討しています。


とり急ぎ、「オオヤコーヒクラス」のことのみお詫びと訂正をと思いつつ、いろいろと
振り返ってしまった。マメに書いておけばいいのにねえ・・・


そして、まだ書きたいことがあるんですが、そこに触れたら今は収拾がつかないだろうと
思われますので、またの機会に書かせていただきます。忘れがたい、この春のこと。

ではまた。お詫びと訂正とご報告でした。