2013年5月16日木曜日

人生は長いね!

こっちまで笑ってしまうよこの写真。























なんとも魅力的な笑顔じゃありませんか!展示作業の最中、終始顔が
ほころびっぱなしというのも珍しい体験でした。


今週から始まっております展示のご案内。

タイトルは、  『エプロン百景』 (5/13~6/8)





















ズラっとね!手前に見える題字は牧野さんご本人によるもの。












「エプロンおじさん」
高原たま/編著
国書刊行会 1785円









今年の2月に国書刊行会から発売になった「エプロンおじさん」は、昭和初期に
「少女の友」の挿絵を手がけ、戦後「それいゆ」を創刊。一世を風靡した画家、
中原淳一によって見出され、日本初の男性料理研究家として婦人雑誌、TV等で
活躍した牧野哲大(まきの・てつひろ)氏の一代記。このたび、同書の発売を記念した
パネル展示を、著者の高原たまさんからお声掛けいただいて実現することになりました。

その数300枚!に及ぶというエプロンコレクションのなかからコーディネートした
企画、「エプロン百景」の写真を、単行本未収録カットも含めて展示しています。
この画像だと小さくてわかりにくいですが、これ全部エプロンをつけた牧野さんです。
撮影時の「ノリノリさ加減」がビシビシ伝わってきますよ!一枚一枚ゆっくりとご覧ください。


今日で展示4日目に突入しましたがさっき思いついた。記帳ノートに御記名いただく際は、
パネルに番号をふっておきますのでぜひお気に入りのエプロンも選んで一緒に記入して
ください。どのエプロンが人気だったか、牧野さんとたま先生に報告しますので。


これだけの量の撮影をこなすのは、牧野さんはもちろん、高原さんや制作スタッフの
皆さんは大変だったと思います。だけど皆「エプロンおじさん」の魅力にすっかり参って
しまったんじゃないかな。そうなれば俄然燃えてくる牧野さん(勝手に推測)。まるでそれは、
その昔幼い頃の牧野少年が戦時中、疎開を繰り返していた生活の中でも母親が大切にして
いた「少女の友」や、その「ふろく」の叙情性にすっかり魅せられ、戦後間もなく、目に
飛び込んできた「それいゆ」の表紙によって「張本人」の中原淳一にたどりつき、やがて
知り合う二人は云々・・このへんのドラマは本書をご覧ください。つまりそうやって築いて
きた人間関係は代替わりして連鎖していくんだよなあ。実際に今こうして魅力的な1冊に
結実したわけですから。


つい前置きが長くなってしまいますが、私の解説はさておき、直接伺ってみましょうか、
「美しく生きる」をモットーに、何百枚のエプロンという戦闘服を軽やかに身にまとって
最前線で活躍してきた男の長い長い人間ドラマを。


牧野哲大トークショー~「エプロンおじさん」に聞いてみよう~
5月26日(日)14:00~ 参加費1000円


当初は展示のみの予定だったのですが、『せっかくだから行こうじゃないか!』と、さすが!
な好奇心でフットワークも軽く、なんと牧野さんご本人が今月末に北書店へ登場します。
聞き手はもちろん高原たまさん。制作スタッフも一堂ご来店です!

只今絶賛ご予約受付中です。せっかくですから牧野さんに見せたい!というエプロンを
お持ちの方はぜひ持参してください。サインしてくれるかもしれませんよ。激レア。

とにかくまたとない機会です。エプロンおじさんの満面の笑みとともに、新潟の短い春を
楽しみましょう!皆様のお越しをお待ちしています。


冒頭の写真、牧野さんに負けず劣らずの100点満点の笑顔で横に座っていらっしゃるのは
奥様の未左子さん。お二人の馴れ初め(なのか?)や、結婚~新婚旅行のエピソードも
破壊力満点過ぎます。人生は素晴らしい。ぜひライブでお楽しみください!

それにしたって爆笑だよ。牧野さん・・