2012年10月13日土曜日
「本屋」について、考えたり話したり。
昨年あたりからなんとなく感じていた、北書店と京都の人々とのつながりは、
いまもジワジワと継続中のようで、この秋、トークイベントを企画しました。
どうですかこの本屋さん。このただならぬ雰囲気。ここ新潟市にも、こちらのお店が
お好きな方や、行かれたことのある方はたくさんいらっしゃると思います。
え、「お前に言われるまでも無い」って?そりゃそうだ。
以下詳細をご覧ください。
【本屋鼎談 ~京都の恵文社さんをお招きして~】
●日時:10月26日(金)
18:00開場
18:30開始
参加費:1000円
元恵文社、現在は新潟市中央区にてアトリエを営んでいる
カトレア草舎の松尾さんによる、出張喫茶(紅茶)も併設いたします。
ぜひご利用ください。
今月26日金曜日の、夕方6時30分より、京都の有名書店、
「恵文社一乗寺店」の店長、堀部篤史さんをお招きしてお話を伺います。
京都というよりも、日本有数の名店はどのようにして出来上がっていったのか。
思わず本を手に取りたくなる独自の棚作りや、お店を取り巻く人々とのかかわりの
中から見える、「恵文社の日常」をお話していただきます。
北書店佐藤に加え、聞き手として、昨年秋に発売された、
『「本屋」は死なない』(新潮社)の著者で、ノンフィクションライターの
石橋毅史さんをお迎えしての座談会です。
お申し込み、お問い合わせは北書店までお願いいたします。
只今ご予約受付中です。店頭、お電話、メールにてお申し込みください。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
●出演者プロフィール
【堀部篤史(ほりベ あつし)】
1977年京都市出身。恵文社一乗寺店店長。著書に
『コーヒーテーブル・ブックス』、『本を開いてあの頃へ』(共にmille books)。
共著に『本屋の窓からのぞいた京都』(マイナビ)。
店長ブログ「何を読んでも 何かを思い出す」
【石橋毅史(いしばし たけふみ)】
1970年東京都出身。
1998年出版業界紙『新文化』に入社、2005年から編集長、2009年末退職。
2011年10月『「本屋」は死なない』(新潮社)を上梓。
【佐藤雄一(さとう ゆういち)】
1973年新潟県上越市出身。
元「北光社」店長、現「北書店」店主。
「本屋鼎談」の「鼎談(ていだん)」とは、3人で行なう座談会のことです。
聞き役、進行を私と石橋さんで、ということになっておりますが、めまぐるしく
攻守入れ替わる展開がいいなあ。お客様も、ご意見ご質問等、なんでも遠慮なく
投げかけてみてください。どんなに些細なことに思えても遠慮なく。
本屋の仕事自体、些細な事の連続です。そのひとつひとつを掬い上げて
「棚」に落とし込んでいくことの繰り返しが、個々の本屋に色を加えるわけで、
それは終わることのない作業です。恵文社は、最初から恵文社だったかといえば、
そんなことは無いでしょう。あの空間は、どれだけの時間をかけて出来上がって
いったのか?私自身、些細なことばかり質問してしまいそう。堀部さん、よろしくお願いします。
そして、この日の鍵を握る男(笑)。刊行から、もう1年が経つんですね。石橋毅史さん。
『「本屋」は死なない』を、初めて手にしたとき、目次を眺め、各項目に登場するこれまでも
よく目にしてきた書店の人たちの名前をそこで確認して、「またおなじみの人たちばかりだな」と、
正直新鮮味は感じないままに読み進めていったら、まあハマったハマった。
で、だからってなぜこうして一緒にイベントなんてと・・ここで書きだすとまた長くなるので
またにします。いつか書こうと思いつつ、そんな調子で1年が過ぎてしまった。
先日、県外の書店に勤めておられる方から、このトークイベントへのお申し込みがあリました。
恵文社ファンの皆様はもちろん、本と同じくらい「本屋」という場所が好きな方。そして
本屋の皆様にも、ぜひ参加していただきたいなあと考えています。いかがでしょう?
お申し込みお待ちしています。