2014年11月10日月曜日

「ヒップな生活革命」トークイベントのお知らせ




























アメリカ人の意識が、大きく変わり始めた。
抜群においしくなったコーヒー、
「買うな」とうたう企業広告、
地元生産を貫くブランド、
再燃するレコード熱……

サブプライム金融危機を受け、
新たなる「ヒップスター」たちが衣食住の各所で
変革の波となり、大企業主導の社会の中で独立した
場所を広げている。私たちは無力ではない。

ニューヨークに住みアメリカ文化を追い続けてきたライターが、
現地で進化する「生き方の革命」をレポートする。
「これからのアイデア」をコンパクトに提供する
ブックシリーズ第11弾。



今週金曜日の夜、「ヒップな生活革命」(朝日出版社)著者の佐久間裕美子さんを
お迎えしてトークイベントを開催します。只今北書店店頭、お電話・メールにて
お申し込み受付中です。ぜひご参加ください。

「ヒップ」とはなにか、ものすごくかいつまんで書くと、自分の身のまわりのことに
注意を払って生活するってこと?ものすごくかいつまみすぎか。
生きていくうえで不可欠なもの。日々の食材、身に着ける衣服・日用品などが、
どういう経路でいま自分の手元にあるのか、ということにより意識的になることで、
どの道これからもそれらを消費していかなくてはならないのであれば、せめていま少し
身近な人や町の中でまかなえる部分てのはもっとたくさんあるんでない?
という考えであり、それを実践している人々のことであり。

本書はニューヨーク在住のライター、佐久間裕美子さんが、ブルックリン・ポートランド・
カリフォルニアなど、売り手と買い手がいい感じにグルーヴしてるヒップな実例を詳細に
レポートしたもので、装丁・デザインも含めてこの1~2年、話題作を多産している朝日出版社の
idea-ink(アイデアインク)シリーズの最新刊として、今年の夏刊行されました。

このたび、佐久間さんの帰国にあわせて、国内数ヶ所でトークイベントツアーが組まれ、
開催会場の末席に北書店も加えていただきました。大変光栄です!

とはいえ。

このイベントが決定したのは、北書店が指名されたからでもなく、私が佐久間さんや
朝日出版社さんに売り込んだわけでもないのです。発端はある方のツイッターです。
「佐久間さん新潟来ないかな」というツイートに佐久間さんご本人が反応してくださったことで、
じゃやりますかと。そこから話はトントン拍子に進んで、日程がバッチリはまったのも
ラッキーでした。本書によれば、ヒップな人々の特徴として、古くからあるものを愛でつつ、
インターネットで広く外部へのつながりも求めるということが書いてあったので、まあ
こういう決定の仕方も時にはありかなあと思った次第です。


さらに少しだけ付け足すと、そもそもの発端となるツイートをした人は、ニイガタックライト
一箱古本市でコーヒースタンドを出店したこともある人で、北書店が始まって1年後に、
なんとなく見切り発車したこのイベントからこんなつながりが出来るのもまた一興。
こうなったら言いだしっぺの君も出たまえ、ということでイベント当日は彼が北書店内で
コーヒースタンドをしてくれます。屋号は『SD COFFEE』。SDってたしか「山頂ドリップ」
の略じゃなかったかな?山のてっぺんから降りて、この日は北書店にてのSDコーヒー、
こちらもお楽しみに。


ともうひとつ参加される(予定の方も)皆様にお知らせです。イベント終了後、すんごく久しぶり
ですが北酒場をやります。北酒場は北書店内での飲み会のことです。
佐久間さんと、この日はアイデアインクの編集者さんもいらっしゃいます。またとない
機会ですのでぜひふるってご参加ください。なにも遠慮は要りません。会費制です笑。
以下詳細をご覧ください。

★★★★★★★★★★★

「ヒップな生活革命」ツアー IN 北書店

11月14日(金)
19:00(18:30開場)
参加費 1000円(ドリンク代別途)
お申し込み 北書店店頭、メールにて受付中
sato@kitashoten.net(件名、「佐久間裕美子トーク参加希望」としてください)

出張コーヒースタンド 『SD COFFEE』

懇親会「北酒場」(先着で20名様とさせていただきます)
参加費2000円
+ヒップな食材1品
(ウソです笑 簡単につまめるものならなんでもいいです。簡単におひとり分程度で。
飲み物は全てこちらで用意します)

★★★★★★★★★★★

告知は以上です。キーワードとして、語感もあいまってヒップヒップと
連呼しましたが、実のところよくわかっていない。 
北書店がヒップかといえばまったくそんなことはないしなあ。
本と人と町の循環性を考えてはじめたお店なわけもなく、
前の店がつぶれたからしょうがなしにはじめたんです、といった方がより
実感としては近いものがある。まあ北書店の話はどうでもいいや。つまり
何がいいたいのかっていうと「おれ(わたし)ヒップじゃないから行ーかない」
みたいなのはやめてね笑。

アメリカで起こったムーブメントが、その背景を切り取ったまま日本に
輸入されてしまうことには反対だと、佐久間さんも最終章で書いているように
同じことやったらいいよって話ではなく、この場所で何がやれるのかってことを
ちょっと考えてみる良い機会になればなと。と同時に、佐久間さんにも、
新潟に来て良かったと、新鮮な気持ちになっていただけたらいいなと考えています。

では今週の金曜日に、皆様のご参加お待ちしています。
























佐久間裕美子

ライター。1973年生まれ。1996年に慶應義塾大学を卒業後、
イェール大学大学院修士課程に進学。1998年、大学院修了と同時に
ニューヨークへ。新聞社のニューヨーク支局、出版社、通信社勤務を経て
2003年に独立。2012年に『PERISCOPE』を友人たちのグループと立ち上げる。
これまで、アル・ゴア元副大統領からウディ・アレン、ショーン・ペンまで、
多数の有名人や知識人にインタビューした。『ブルータス』『&プレミアム』『ヴォーグ』『GQ』など
多数の雑誌に寄稿する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)